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スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』で初歌舞伎体験

時々イタリア以外の芸術文化の話もちょいちょい挟みます。行ってきましたよ! 香川照之の市川中車襲名で話題沸騰中の『ヤマトタケル』!

歌舞伎は前々から観たいと思っていたのですがなんせ敷居が高くてチケットの買い方すら分からずじまい。今回、生協でチケットが入ったので行ってみることにしました。古典ではなくスーパー歌舞伎ですが、初心者に優しいらしいし丁度いいんじゃない? そういうことで歌舞伎初体験〜♪

↓画像右のハデな方がヤマトタケルです。

七月大歌舞伎
二代目市川猿扇、四代目市川猿之助、九代目市川中車、五代目市川團子 襲名披露
新橋演舞場
スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」
初演:1986年2月
作:梅原猛
監修: ​​奈河彰輔
脚本・演出:三代目市川猿之助(現:猿扇)
小碓命(オウスノミコト)/大碓命(オオウスノミコト):猿之助
タケヒコ:右近
ヘタルベ:弘太郎
兄橘姫(エタチバナヒメ):笑也
弟橘姫(オトタチバナヒメ):春猿
倭姫(ヤマトヒメ):笑三郎
帝(スメラミコト):中車
皇后(オオキサキ)/姥神:門之助
熊襲(クマソ)兄タケル/山神:彌十郎
熊襲弟タケル/ヤイラム:猿弥
老大臣:寿猿
尾張の国造:竹三郎
帝の使者:月乃助
ワカタケル:團子

この読めない漢字だらけのキャスト一覧打つだけで疲れたぜよぉ~。

スーパー歌舞伎とは、学者の 梅原猛 三代目市川猿之(現:猿翁) が時代に合ったエンターテイメント性の高い歌舞伎を創設しようと、このヤマトタケルで始めたものらしいです。

猿扇さんはこちらには出演されず、二代目市川亀治郎こと 四代目猿之助 、猿扇さんの息子で色々あって話題の香川照之こと 九代目市川中車、 その息子で初舞台の五代目市川團子が出演しています。ややこしや~ややこしや~……それは狂言。

スーパー歌舞伎ヤマトタケル

ロマサガ2はこの衣装から影響を受けていると思う!

↓ 長いので続きを読むをクリックしてください。

まずは歌舞伎初心者なのでネットでご作法など色々調べてみました。

チケットはA席¥19,000(生協だからもうちょっと安かった)を購入。生協ではA席以外は無いので更に上にS席とかSS席とかあるのかと思いきや、調べたら一番ランクが上(更に上は桟敷という席)。普段私が金持ち席と読んでる席じゃないっすか! この錚々たる顔ぶれ、千両役者揃いの公演が1万強で一番いい席とな!?

オペラってやっぱりバカ高いんだな……と改めて痛感。アレですね、日本で6万の席が現地だと2万で観れる逆パターン。これがパリ・シャトレ座公演だと600ユーロになるんでしょうね……せっかく日本に住んでるんだから歌舞伎観ないとモッタイナよっ!

席の表記は『いろは』順だそうだ。ん? いろは順?? 普通にアルファベット順だったぞ?? と思ってよく観ると伝統ある歌舞伎座ではなくて、その近くにあるモダンな新橋演舞場でした。歌舞伎って歌舞伎座以外でもやるんだなと初めて知りました。あの伝統ある劇場でワイヤーアクションができるのかと疑問に思っていましたが、スーパー歌舞伎は主にこちらで上演されているようです。

よく歌舞伎は何を言ってるのかわからないと聞きますが、劇場で『筋書き』といういわゆるパンフレットを購入して内容を確認して観るらしいです。でもスーパー歌舞伎は難しくないので心配しなくていいそうです。

そして一番気になるところがお弁当。歌舞伎といえば、テレビでよくお弁当が特集されてますが、あれはいつどこで買っていつどこで食べるのか。飲食可能な劇場など初めてなので疑問だらけです。ググってみると、劇場にはお食事処があり、入場したら弁当を予約して30分休憩の時に食べに行くとのことです。しかしレストランまで足を運ぶので急がなくてはいけないらしく、さらに2,3000円もする豪華なお弁当のためボリューム満点でけっこうキツイそうです。なので常連さんは近くの弁当屋で買ってくるそうですが、お弁当は早めに買わないと売り切れてしまうらしいです。さらに手慣れた人はコンビニのおにぎりやサンドイッチで済ますそうです。

歌舞伎に来たぞ的な気分を味わいたいので人気の弁当屋を検索。歌舞伎座の前、幕の内弁当の 『辨松(べんまつ)』 と寿司屋の『日乃出寿司』が有名らしい。せっかくなので幕の内の辨松へ行くことにしました。なんでも『幕の内弁当』という名称は歌舞伎が発祥らしいです。知らなかった! 色々勉強になりますね。

さてさて当日。開場10分前に東銀座に降り、前日に調べた辨松で弁当を買いました。出てすぐ正面を見ると、歌舞伎座があった場所が工事現場になっていました!

ああ〜そっか……だから昨日グーグルマップで見ても歌舞伎座の表示が無かったんだ……。コレはショックです……あの美しい下町情緒ある劇場が変わり果てた姿に……。そういえば改装するとか言ってたましたね。指加えて通り過ぎるだけでついに一度も足を運べなかったなあ……。元の貫禄ある歴史的な姿に復元してくれることを願います。

新橋演舞場が近づくと、着物でおめかしした奥樣方の姿がたくさん。イイなぁ。おら、金持ちになったら着物着て劇場に行くんだ!

劇場前には噂の弁当予約と弁当屋のワゴンがありました。ワゴンを覗いてみると500円くらいのが既に売り切れ。売り切れるってコッチのことか! そうだよね、弁当屋が早々に売り切れたら営業できなくなるもんね……まあいいや老舗の辨松の詰折で。こっちだって美味しそうだもん。

そして襲名した4人の写真がドーン!

大きすぎて猿扇さん入りませんでした。この前で奥樣方は記念撮影されていましたが、うっかりどこかのブログに載ってしまったらと思うとチキンなので突撃できません。既に写ってたりして。

入口には色鮮やかな演目の絵が飾られていました。

これも固有名詞があるのかと思ってググったら『絵看板』というらしいです。

美しいです! テンション上昇! なんでもスーパー歌舞伎の絵看板は初登場だそう。

劇場に入ってみると若い人がまぁ居ないw オペラも年齢層高いけどそれ以上。もっと気取ってるカンジかと思っていましたが生写真売り場とかがあり庶民的な俗っぽさに触れてさらにテンションUP。

そして歌舞伎のパンフレットこと筋書きを発見。どうせダンシャリするからいいやと思っていましたが表紙のハイセンスなド渋さに一目惚れ!

襲名披露公演だし! と思って記念に衝動買い。ダンシャリしないよ! コレは価値でるよ!

席についてみるとやっぱり生協なんで端でした。

眺望は、人の頭で見えない場所を想像で補えば観賞できる感じでした。確かに改修して座席を見易くするのもアリかなと思いました。壁側はウワサのVIP席桟敷。噂通り見ずらそうでしたが、茶やらなにやら運ばれて来てプライベート空間で優雅にくつろいで観覧できるようでした。

筋書きのキャスト観てみたら歌舞伎役者さんって全公演一人で出ずっぱりなんですね!普通の舞台はダブルとかトリプルキャストなものですが、すごい世界。

そして舞台開始前に猿之助と中車の襲名挨拶がありました。こういう挨拶を『口上』というらしいです。

中車さん声ガラガラで過酷な労働環境がひしひしと伝わってきました。その点やっぱ猿之助(元亀治郎)はキャリアを感じさせますね。中車さんガンバレ! ちなみに中車は一番カッコイイ役だったけどチョイ役でした。顔を白く塗っていないのは役柄的に意味があるのでしょうか??

〆にいろいろあった親族の襲名した4人が一致団結した絵、友人の福山雅治が描いたという幕が披露されました。24時間テレビのTシャツみたいなユルカワデザインみたいなモンだろうとナメてかかりましたが、メチャ渋くて超上手い!ビックリ!

50くらいのプロのおっさんが描いたようなホンモノのデザイン!あ、年相応なのかな。で、コレ写真とっていいのかなと躊躇していたら普段の資生堂の幕に変わってしまいました。そういうワケで筋書きの画像で失礼。福山雅治、タダ者じゃなかったんだな。

幕開けでは地球の絵とアンモナイトが現れ、この壮大でSFチックな演出にB級映画ファンの心がうずくのでした。これは期待できそうだ……w

さてさていよいよお楽しみの本番。歌舞伎っていうか派手なコスプレの芝居ですねw 基本的にセリフで進行してメインシーンで傾(かぶ)きます。それがねぇ~、んもうカッチョええんですわ!! 浮世絵の世界が好きな人は絶対ハマる!

オペラでいうところのオペレッタですかね。歌舞伎のライト版。難しいこと無くて楽しめる。お囃子はおらず録音で舞台全体を使う感じ。う~ん、ここはやっぱりライブ音源がイイよね~。ただしアクロバティックで派手な舞台は迫力があってワックワクしました! 大人のヒーローショーだね!

早着替えというのもスゴイかっこいい! ここぞというところでパっと一瞬でコントラストの相対した着物に変わる演出は、晴天の霹靂といった感じで強く印象づけられ感動します。とてもおもしろい表現だと思いました。そうか、コレが粋ってヤツか! その早着替えで猿之助が一人二役していたシーンがあるそうなのですが、あまりにも自然すぎて全く気付きませんでした。だから簾越しに会話してたのね。これ地味にやったら気付かれないねw

歌舞伎の花形といえば女形。お熱を上げるマダムとかふーんと思っていたのですが……あのね、スゴイ良く分かったww 美しい! 顔がニヤケてしまいますわ。 歌舞伎って宝塚の逆バージョンですね。あ、むしろ宝塚が歌舞伎の逆バージョンとして設立されたのでしょうか。男のみ><女のみ 東洋><西洋 渋い><華やか みたいな。渋いのが好みの私はこの世界、ハマりそうな予感。ぐふふ。

休憩時間になったらみなさんおもむろにお弁当を取り出して食べ始めました。この『折詰』という歌舞伎用の弁当、歌舞伎の席で膝に載せて食べれるように小さくしてあるそうです。

それで2段を買ったのですが、まあ見かけが小さくてもボリュームが高い! なんせ一段まるまる餅米です。1段弁当でもよかったなぁ。辨松の詰折は年齢層に合わせてかやさしいお味でおいしかったです。場所の効果大で、ちょっと粋な気分♪ その後トイレへ行きました。出た後長蛇の列ができており、さっさと食べて来てよかったと思いました。常連さんがコンビニで軽食を買ってくるのが分かりました。

内容はヤマトタケル(小碓命)が謀反を企てた兄(大碓命)を誤って殺害し、そのため母親(皇后)に嫌われ、父親(帝)からは戦へ駆り出され、大和の国に帰れず異国で息絶えるというお話。

ヤマトタケルは大和の国に抵抗する周辺諸国の古い体制を変えたかったと言うのですが、これはまさにスーパー歌舞伎誕生のテーマなのでしょう。それにこのヤマトタケルの初演時、30年ぐらい前はまだ戦争を経験されたお客さんがたくさん居て、自分達の姿を重ねて涙したんだろうなぁ……と思いました。

そして猿扇さんが若い時に作ったこの演目を、この襲名披露で上演したことにも大きな意味があるんだろうなと感じます。自ら作った親子の確執の物語を、長い間隔てて来た息子がその父親役を演じるとは、まさに『歴史的和解』の象徴。すみません、先ほど中車さんチョイ役だったとか言っちゃいましたが、この帝の役は中車が演じることに人間のドラマあるのでしょう。2,30年後映画化されて大ヒットだね!

さて、若輩者の私としては……あの、そのご臨終のシーンが長くて眠かったです……クソガキでスミマセン。ヤマトタケルは死んだら母と兄の元へ行けると言い残すのですが……あの暴力兄と意地悪母か……うーん死後も苦労が絶えなさそうだ……w

ラストは團子たん登場! カワユス~っ! 團子が微笑ましくしゃべる度に会場から談笑。本人は子供ながらにプロ意識を持ってやってるのだと思うんだけど、、、しょうがないよね~っ! カッワイイんだもん~っ♪ ちやほやされて育ってスキャンダル役者に成長しないことを祈ります。

幕締めは有名なシーン、アレです、空飛ぶやつです。ヤマトタケルの墓石が吹っ飛び白鳥に転生した新生ヤマトタケルが誕生します。

世界コスプレサミットで優勝したイタリアチームのデビルマンを思い出しました。

(* イタリアのプロコスプレイヤージョルジア・ベッキ―ニさんのサイトはコチラ。イタリアにはプロのコスプレイヤーという職業があるのか!)

そこで幕開けに登場した地球の絵をバックに客席上空へ飛び立ちます。上手いこと伏線つなげたね! 生協の端っこの席では残念ながら最後まで飛び立っていく勇姿を観ることはできませんでしたが派手で面白かったですww

感想。所々ブッとんでたところがかなりおもしろかったです。 そんなに難しくないので中学生ぐらいからなら鑑賞できるのではと思いました。スーパー歌舞伎、おもしろい!! ただし演目は改革されたかもしれませんが運営には課題があるようです。なにせ本当に若者の姿が無い。オペラだったら新国立劇場の学生当日50%引きのリーフレットなどが学校に置いたりしてありますが、歌舞伎は見たことがありません。歌舞伎もそういうことをして若い層にもっとアピールした方がいいのにと思いました。浮世絵とか日本文化が好きな若者はいっぱい居るのに、こんなにおもしろいものを観ないなんてもったいない。

次は古典歌舞伎が観たいです。ただ筋書きに「古典歌舞伎、新歌舞伎、新舞踊、そしてスーパー歌舞伎と、多彩な演目を……」って書いてあったのですが……そ、そんなに色々あるんですか? おおぅ敷居の高さをまた感じる……次も生協かなっ? そういえばオペラの窓口も生協だったなぁ……。生協地味にオススメです。初心者の味方生協!

↓予告編

ううむ、地方TV局のCMのようだ。これで若者の心を掴むのは難しい……

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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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面白そう♪

大昔、1度だけ歌舞伎座に見に行ったことがあります。

まあ、ものは試しなので、いろんなことに挑戦すると
面白いですね〜。

弁松のお弁当は、ここで食べたのね♪

ぽち☆

面白いですよ~☆

歌舞伎座に行ったことがあるって今後自慢できますねv-352
改修したらどんな感じになってしまうのでしょうかねぇ。

そうです、こちらで食べましたi-277

まだ未体験の能と狂言も観てみたいです~
知識が広がると楽しいですね。
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