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新国立劇場開場15周年記念公演『アイーダ』

ついにこのブログを立ち上げた目的の、女一人イタリア旅に行って来ました! でもブログでまだまだ旅が続けられるので楽しみは当分終わりません♪

今回の旅でもおもしろい情報をたくさんゲットしてきたのではやくお伝えしたいところですが、とりあえずはまだまだ母娘2人旅が続きます。

の前に旅行前行って来たオペラのレポートを……
まったく、書くことが多すぎて楽しすぎるぜ!(自己肯定)

1306_01.jpg
「アイーダ」(ヴェルディ作曲)
公演:2013年3月11日 新国立劇場
指揮:ミヒャエル・ギュットラー
演出・美術・衣裳:フランコ・ゼッフィレッリ
照明:奥畑康夫
振付:石井清子
アイーダ:ラトニア・ムーア
ラダメス:カルロ・ヴェントレ
アムネリス:マリアンネ・コルネッティ
アモナズロ:堀内康雄
ランフィス:妻屋秀和
エジプト国王:平野 和
伝令:樋口達哉
巫女:半田美和子
新国立劇場合唱団、東京交響楽団

ストーリー
エジプトに制圧されたエチオピアの王女アイーダは、エジプトの王女アムネリスの奴隷に身を落としているが、エジプトの将軍ラダメスと秘密の恋人同士である。ラダメスはエジプト制圧の恩賞に奴隷の解放を王に求め、アイーダを自由な身分にしようと目論むが、王からは褒美に娘のアムネリスの夫とし、息子として迎えると言い渡される。ラダメスを愛するアムネリスは二人の秘密を知り激怒する。

このオペラ特に内容はありません。音楽とスペクタルショーを楽しむ演目です。言葉が分からなくても楽しめ外国人受けするからか、現代でも屈指の人気を誇りヴェローナの夏の風物詩となっています。日本でもおなじみ子供から老人まで知っているサッカーのあの曲。

長いので気になる方は続きを読むをクリックしてください。


勝手にゼフィ先生と略して呼んでいる私の神様、御歳90歳にして現役オペラ演出家フランコ・ゼッフィレッリ大先生。先生とリアルタイムを共有して生舞台を観るのが私の夢でありました。どこらへんが夢なのかというと、日本公演だとチケット代が首相クラスでもないと行けないようなとんでもない値段なのです。

ヴェルディ生誕200周年で新国立劇場開場15周年記念、ということで今回アイーダで来日。そうです夢は夢です。全公演値段が決まっている新国立劇場といえども、きっと別枠でものすごい値段なんです。

そう思いつつも値段を観てみると…………
え、、、!?
フツーー!
一番高い席で28,350円!?
(*一般常識的に十分とんでもない値段ですが、大物の来日公演ではケタ2つくらい違いますよね? っていうくらいなのです。。。)

こっ、これなら出せる! つーか出す! ゼフィ先生のためなら惜しくありませんっ!!
とは言ってもホンネはやはり一番安い席で観たい貧乏人です。
5,250円でゼッフィレッリのアイーダが日本で観れるんですよ!?
な ん て ゼ イ タ ク な !

ちなみに私、ヴェルディの生舞台を観るのは初です。ヴェルディはこだわりたいんです! 一流の舞台じゃないと嫌なんですっ!

そしてチケット争奪戦に参加すべく作戦を練る。
オーチャードホールのオテロはネットか電話かの二択だったのでネットを選びましたが、今回は窓口が加わった3択。

ネットと電話は日本全国どこでもできるけど、窓口は都心に住んでる人でないと来れない、場所も指定できる、つまり有利! と考える。窓口というものは劇場の外にあり、オペラの客層は高いのでじいさまばあさまがそんな朝早くから寒い場所には来ないだろう、30分くらい前に行って5,6人居る程度? と想像。

若造の甘い考えでした…………。

当日、防寒着を着込んで新国立劇場へ1時間前に到着。
ふふっ、早く着いたわ、カ・ン・ペ・キ!
とか思いながらチケットオフィスを探して進む。

進み続けると劇場内まで来てしまいました。
え、どこ?
見つからず焦って劇場内部まで階段を上がると、その日の当日券らしき『当日券 最前列 トスカ』と書かれたポスターが。しかしそこにはトスカの客らしき人はおらず、ちょっと後ろに人だかり。

ま、まさか、、、こ、コレ??
最前列には常連らしき手慣れてレジャーシートを広げたじいさまばあさまが世間話をしていました。既に15人くらいは居たでしょうか。

最後尾に居たお兄さんに、
「アイーダですか?」
と聞くと、はいとの返事。

ま〜じ〜か〜…………
しかも暖房効いてて暑いんですけど…………
列に並んで重荷と化したフリースジャケットを脱ぐ。

しばらく待っていると係員が来て用紙が配られ、希望の公演日、人数、総額を書くよう指示されました。「希望に書いても安い席ってすぐ無くなっちゃいますよね?」と係員に確認をとると、でも書けとのこと。色々不安になったので安い席の総額の横に『随時安い席で』と追記をしておきました。

時間になるとチケットオフィスへ誘導され、10時に販売開始。

オテロを読んだ方はご察しがつくと思われますが、ネットだとワンクリックの間、30秒で完売する安い席…………それに対して窓口は2つ。そして前に並んでいるのは15人程と書きましたが、青年15人じゃぁないんだぜ、高齢者15人なんだぜぇっっ!

あぁそっか……
窓口で買う人=ネット使えない人
ってコトか…………
第一日本全国の人がわざわざ東京まで来るわけもない。
と、放心状態で自分の作戦ミスを悟る。
もう完全にアウトです。

事前に記入した用紙は何の意味も成さず、30分待って買えたのは15,750円のB席でした。まぁ、安い方、かな…………。とりあえず付き合ってくれる友人に詫びよう、とメール。こんな私の友人で居てくれてすまない、ありがとう。

その後北の山から降りて来たようなもっさい格好で、華やかな薄着でギャル達が闊歩する新宿ルミネで友と待ち合わせ。何の罰ゲームよコレ。。。

公演当日。劇場のすぐ横にあるカフェで軽食をとってから向かいました。4時間の長丁場ですからね。劇場内ってお高いイメージあるし。

そしてその日のドレスコードは一人旅で行くスカラ座仕様。恥ずかしくないか予行練習です。長旅なので、普段着にもフォーマルにも着れる黒いジャケットに黒いズボンとフリル付きのシャツ、そしてスールケースに入れて持って行く革靴、というシンプルな服装。大丈夫、浮いてない。これで行こう。

ゼッフィレッリ信者はまずパンフレット売り場へ直行。「ゼッフィレッリ4ページしかないじゃん!」とか文句をつけて去るウザいオタクでホントすみません。

B席のバルコニーは手摺が視界に入るような眺めかなと想像して行きましたが、舞台全体が見えるなかなか良い席でした。1万円代でこれは満足。どういう訳か私の座った列はおひとりさまの女性しか居ませんでした。隣に座ったのが連れにオタトークを一人でし続ける暑苦しいオタクでホントすみません。

さていよいよ本番。

まずはヴェルディの美しい前奏曲にウットリ聞き惚れます。最近の演出だと前奏曲中にも既に幕が上がっていて演技をしたりするのがありますが、ファンにとってはこうゆっくりじっくり聞かせて幕開けに期待を持たせてくれる、古典的な演出の方が嬉しいです。東京交響楽団の演奏も、東京交響楽団は東京フィルハーモニーと違うの? フィルハーモニーの和名は交響楽団? ぐらいな曖昧な知識で行きましたが、満足のクオリティでとても楽しみました。

そして幕があがると、もやがかった柔らかい照明と、精巧に作り込まれた舞台美術に感動!

1306_02.jpg

驚きました! You Tube なんかで目にしていましたが、こんなにも壮麗なセットだったとは。そして流れる空気を感じる生きた空間。生の舞台を観ないと感じられません。今まで大した公演観てこなかったというのもありますが、ここまでリアルな世界を目で感じさせてくれる舞台は初めてです。鳥肌立ちました。序の序の口で並々ならぬこの感動、これがゼッフィレッリワールド!

前回は神奈川県民ホールのハンペ演出のタンホイザー観て来たのですが、舞台装置が日本サイズに縮小されていてちょっと残念でした。それで懸念を持って来たのですが、そんな心配は全く無用でした。さすが新国立劇場。

1306_03.jpg

歌手陣も迫力がある力強い歌声で、演技も細かく、楽しませてくれました。特にラダメスのカルロ・ヴェントレさん、本場イタリアのテノール! って感じの裏返る声に感動しました。「清きアイーダ」はとてもよかったです。

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合唱はほんと素晴らしかったです。ヴェルディの合唱を生の演奏で、加えてゼッフィレッリの演出です。一人一人の衣装が精密で色彩が美しく、狭い空間の中で立ち位置のパースの均整が完璧に定まっており、それが群衆となると豪華で圧巻です。まるで絵画の中の世界が動いているようです。よしパンフレット買おう。1000円だし。

1306_05.jpg

実を言うと、アイーダという演目はヴェルディ信者の私の中でそこまで高い位置に来ていません。まぁ内容が無いということもあるのですが。。。低音フェチが楽しめないオペラじゃないっすかぁ! 主役3人はソプラノ、テノール、メゾ…………バリトンは!? ヴェルディの代名詞バリトンはどこへ行ってしまったのッ!

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ということで今回は高音の良さを再発見しようと楽しんでいたのですが、居たじゃなっすかっ! 低音フェチ好みのキャラが! アイーダのオヤジかっこいいなとオヤジ萌えに走る。堀内さんは外国人歌手に引けを取らない声量と体格でステキでした。ゼッフィレッリの衣装がまたイイですね〜。アウトローな感じで萌えますね〜。あいとぅいまてん。

1306_07.jpg

地味な感じのラストは地味な感じで終わるんだろうな、とゼフィ先生といえどそこまで期待をしていませんでしたが、いやいやいやいや! 最後の最後まで楽しませてもらいました!! 非常に美しく、余韻があり、強く印象に残りました。

カーテンコールはゼフィ先生来たらシャウトしようかと思いましたが、やっぱ年齢的に無理っすよね。残念。

これを観てしまったらもう他の観れないんじゃないかと思ってしまいました。夢、叶っちゃったよ! アイーダは生舞台で観るオペラです! METのアンコール上映でアラーニャ様のアイーダ観に行こうかと思ってたのですがどうしようかな……例の*アラーニャ事件のDVD買って家でじっくり観ようかしらw (*ゼッフィレッリ演出のアイーダでアラーニャがスカラ座出入り禁止になった事件のこと。)

公演が終わってロビーでくつろいでいると、隣に座っていたお姉さんが追いかけて来てくれて「これ落としましたよ」と私のティッシュポーチを届けてくれました。これに鍵やら薬やら入れて持ち歩いているので財布と同じくらい大切なのです。「うわぁあアリガトウゴザイマスっ!!」と激しく礼をして受け取る。おそらくカーテンコールで興奮して落っことしたのでしょう。

隣の席のお姉様、うざいオタクの面倒まで見てくださって本当に有難うございました。これミラノでやったらアウトだな…………と肝に銘じる。実に良い予行練習になりました。

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テーマ : Giuseppe Verdi
ジャンル : 音楽

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No title

わあ〜!!良かったですね。
ミケ実ちゃんの感動、伝わってきました。

私はアイーダは、ヴェローナのアレーナで見ました。
ストーリー性はあまり無いのですが、大掛かりな舞台で、超興奮しました!!

イタリアの旅も楽しみにしています♪

ポチ☆

No title

一度で良いからオペラを見てみたいんだけど
ど庶民の我々には敷居が高すぎて見にいけません

アイーダって言えば、やっぱりサッカーが最初に出てきちゃいますし…
いい年してドラゴンボールの映画をみて大興奮してる中年夫婦ですし…

マンマ♪さま

スカラ座に次ぎ聖地ヴェローナ、行ってみたいです!
あそこでアイーダ観れたら感動ですよね〜。
ただヴェローナはハイシーズンの夏なので高嶺の花ですわi-182
出世してぇっ!

mihajloさま

サッカーファンならアイーダは感動すると思いますよ!
あの曲が使われるシーンは見せ場のスペクタクルショーです。
ただオペラって演出によりけりなんですよね〜
ゼッフィレッリ(ゼフィレッリ)の舞台はハズレ無しなので初心者問わず超オススメです!

ドラゴンボール私も観たいんですけど、さすがにあれはお一人様キツイっすよね……
とあきらめ。
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